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openmediavault

2019.09.25


evening201909_title

台風が過ぎると急に秋の気候になりました。朝夕は一気に
寒くなったように感じます。

 

会社のファイルサーバがすごく古く信頼性に不安があったので
新しく用意することになり試行錯誤していました。NAS
(ネットワーク接続されたストレージ装置)の完成品を買って
くればもう一切心配は要らない、で済めばいいのですが現実
故障やトラブルは必ず発生するものです。データを救出したり
復旧する必要があります。これはある程度技術知識がある人、
あるいは壊れたらそれまでと諦められる人、のどちらでも
ない人にとっては結構大変な作業だと思います。

 

我が社には複数の事業所がありまして、それぞれ十~数十km
離れた場所に散らばっています。機器設置の時に出かけて
行って作業するのはいいにしても、日々のメンテナンス、
運用、簡単なトラブル解決はやはりその事業所の人で
行ってもらわないといけません。となると最低限WindowsPCと
USB接続の外付けHDDさえあればデータの救出が可能な
構成にすることを第一に考えなければなりません。

 

Mac OSも最近はSMBでの共有が標準になったので素直に
WindowsPCをファイルサーバにして実験してみました。
毎日夜中に外付けHDDにミラーリングします。すんなり
接続できたので、あれ?もうこれでいいんじゃ?と思った
んですがなぜか古いMacから接続できません。この古い
MacはOSをバージョンアップしようにも特殊な業務用ソフトと
紐づけされているために簡単には手を出せません。

 

そこでMac用にAFP(アップル社の共有用プロトコル)を使う
ためOSをUbuntu Serverに変更。NetatalkとSambaを動かす
構成にしてみました。二つのプロトコル間でのロック機構も
あり、rsyncとcronで毎日の自動ミラーリングも簡単です。
でもメンテナンスはSSHで行うのでだれでもできるとは言い難く、
webminみたいなブラウザを利用するUIが欲しいなあ、と欲が
出てきたところでFreeNASの存在を思い出しました。

 

FreeNAS (https://www.freenas.org/) というのはインストール
することでPCをブラウザでメンテナンスできるNASに変える
ことができるソフトウェアの集合体(カーネルにFreeBSDを
利用したディストリビューション)です。ただ今回Ubuntu
Server上で動作するように書いたスクリプトをそのまま利用
したかったのでカーネルにLinuxを利用するopenmediavault
(https://www.openmediavault.org/) の方を選択。先に
Ubuntu Serverであれこれ実験してたので難なく設定できました。
空き容量が減ってきたりエラー時は朝一で社内チャットツールの
グループにメッセージを投げるスクリプトを組み込んで完成です。
(※ログをメールで報告する機能は標準でついてます)
さすがにすべてGUIだけで完結とまではいきませんでしたが
ほとんどの作業はブラウザで行えるようになりました。
ちなみにvaultは私たちには余り馴染みがない単語ですが
貯蔵庫や金庫室の意味があります。

 

作業中で世代管理が必要なプロジェクトのバックアップは
nextcloudで、完了したプロジェクトのバックアップは
openmediavaultでしばらく運用してみます。うまくいくといいの
ですが。

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