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新元号

2019.05.14


令和に改元されて半月ほど経過し新元号を言祝ぐテレビの報道も
一段落しましたね。連休後の5月病で集中できないまま記事を
書いています。

 

新元号に含まれる「令」の字は、子供でも簡単に読み書きできる
簡単な字体ですが、PCで扱う場合気を付けないとトラブルのもとに
なりそうな因子を含んでいます。

 

「フォントによる字体の違い」
これは「北」の字にも見られますが文章データは同じなのに
フォントを変更すると文字の基本形まで変わってしまうものです。
「令」の字も下の部分が「、+マ」になるものがあります。
お客様によっては「、+マ」を指定されるかもしれません。
ただこれは目で見てすぐに確認できるので対応は割と楽です。

 

「同一の文字に見えるが別の文字コード(番号)」
一見どころかじっくり見ても同じ文字にしか見えないので気づきにくく
厄介なのがこちらです。私たちは普通日本語IMEで「れい」を変換して
「令(U+4EE4)」を出すので入力を間違うことはほぼないのですが、
外国で作成されたデータの場合「令(U+F9A8)」が含まれる可能性が
あります。

 

「合字」
一番厄介な問題になりそうなのがこちらです。「㍼」「㍻」のように
一字に漢字に文字を詰め込んだ「合字」の「令和」文字も今回
ユニコードに登録されましたが、少なくとも現時点での情報を見る
限りシフトJIS(CP932)には追加されないようです。
これはシフトJIS文字コードを業務のどこかで使用している限り
変換の過程で文字化けを起こすということになります。
今時のOSやアプリであれば文字をユニコード(UTF-8やUTF-16LE
エンコーディング)で扱うことに問題ありません。問題なのは古い
財産を切り捨てることが実際には結構難しいということです。
あちこちでシフトJISは使われ続けていますし、昔からのプログラム
や機械をごっそり新システムに移行させるのは、とくに企業に
とっては大変な作業です。移行途中でトラブルが発生すれば
業務に支障をきたして損害を出したり、信頼を失うからです。

 

とはいえ、3か月もすれば落ち着くんじゃないかと思いますが。

 

字体に違いといえば、iOSやAndroid端末を素の英語版のまま
(英語メニューで)使ったことがある人は日本語文章を表示させた
ときに漢字の文字がいわゆる中華フォントになってしまい、
「読めるけどなんだか変な感じ」になる現象に遭遇したことがあるかも
しれません。

 

これはフォントのフォールバック(fallback)定義ファイルに書かれた
CJK漢字の優先順位設定内で日本語フォントはlang=”ja”が定義されて
いる時だけしか優先されないためです。なお最近のOSでは
「第1言語:英語」「第2言語:日本語」のように登録すると、メニューは
第1言語で、コンテンツ表示は登録言語順にフォントを優先するように
なっています。

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